8月2日、関空の第2滑走路が運用開始されます。 祝いの日(?)にあたって、自然環境と行政について、言わせてもらえば・・・、と好き勝手なことを、長々と書きました。
関空の大きさ 関空の第2滑走路は、4000メートル。ほぼ淀川区を横断する距離。まさしく大型公共事業です。目標の発着回数、13万回もクリアーしないまま、山を削り、海を埋めて、府民の反対を押し切って建設された事業です。
関空の自然環境 関空の沿岸は、海草が繁殖できるよう工夫がほどこされている、とのことです。 しかし、このところ、看板と実態に疑いの目を凝らしてしまう私が居ます。「美しい国」「水と緑の健康都市」「緑資源機構」と・・・。
水産資源 大阪湾は、意外と豊富な水産資源があります。岬町にある大阪府立水産試験場(現:水産技術センター)では、稚魚を養殖して大阪湾に放流し、水産資源として役立ててきました。 関空社が、自然環境の育成に取り組むことは評価します。しかし、関空そのものが、自然環境にどのような影響を与えているのか、関空社まかせにはできません。
府の環境対策 しかし、大阪府は「水産試験場」「食とみどりの総合技術センター」「環境情報センター」の3つの研究機関を、今年4月に統合して「大阪府環境農林水産総合研究所」としました。 この3研究機関は、公害規制と産業振興という、別目的の部門を統合したことには疑問があります。
環境と開発 ところで、開発といえば、「梅田北ヤード」の移転問題でも、跡地を商工業活性化の起爆剤にする開発が進められています。 「梅田北ヤード」では、吹田操車場への移転にともない、コンテナトラックが住宅地を行き来するため、公害と交通事故への心配から反対が広がっています。 また、跡地利用でも、震災対策や都市のヒートアイランド対策から、緑化を求める声があふれています。
行政の役割 行政の仕事は、安全な生活空間、商工業振興、震災対策、温暖化対策などに対応する、トータルビジョンが必要ではないでしょうか? 大型開発の思考は、いまそのすべてと対立し、欠けているように感じます。
これからの都市開発 梅田近郊を流れる「新淀川」は、大都市に干潟が広がる世界でも貴重な環境です。「梅田北ヤード」をフタ架けして、その上を溜池や公園にする。溜池の水を浄化すれば、震災時の対策になります。池でカエルやトンボが生息すれば、自然の再生が出来ます。そんな「都市開発」に転換できないでしょうか?
行政の高い技術 公務員への批判が高い昨今ですが、行政には高度な技術があります。水産試験場の取り組みや、下水処理した水で蛍を育成させる技術。北陸では、行政が酒米「500万石」を開発して、地酒産業への支援をしている、などなど・・・。 行政が大型開発からの「未来志向」から脱皮して、自然環境と災害対策などを、総合的にとらえる「未来志向」を、私は行政に夢見ています。 そういえば「新淀川」は、災害対策から誕生した人工の河川です。 関空第二滑走路、運用開始にあたって、新しい「都市開発」と「公共事業」について、長々とすき放題書かせていただきました。
投稿者 tachan : 2007年08月01日
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