淀川水系のダム建設が必要な理由は、100年に一度の大雨が予想されるからです。
淀川の大雨の時に、水位を20cmほど下げれば、堤防の決壊が防げる、という訳です。
先日、淀川水系流域委員会の宮本委員長のお話しを聞きました。流域委員会は、ダム建設よりも堤防強化に取り組むほうが、淀川水系に与える影響が少ない、といいます。
今回は、ダム建設を進める国土交通省側の意見を聞きました。
両方を聞いて、「ダム建設か、中止か、の結論をだすのは、難しいな・・・」と感じました。
国土交通省側は、水害で住民の安全を守るために必要、との意見で、その理屈は評価できます。
問題のひとつに、大雨の予想です。
いち日に260ミリの豪雨を想定して、ダム建設の必要性を述べますが、1953年の堤防決壊の時は、いち日に222ミリの雨量でした。
また、時間単位では、80ミリの大雨を想定しますが、観測史上最大の大雨は、1999年の50ミリです。
「260ミリ」や「80ミリ」の想定が妥当なのかどうかは、専門的で難しい。
意見の違いを無視してダム建設を進めないで、過去の水害の歴史をよく分析することが大切だ、と穀田衆院議員は述べました。
過去の水害というのは、淀川水系でのかつての堤防決壊時の水の流れや、住民がどのようにして対処したか、日本中の過去、現在の対策をしっかりと検討して、「ダム建設ありき」をスタートにしない議論が必要だと思います。